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ごあいさつ

 

 新年度にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。

 昨年4月、沖縄県立博物館・美術館の4代目館長に就任して、早1年がたちました。あっという間でしたが、博物館、美術館とも展覧会はじめ多くの事業に取り組み、充実した1年であったと思います。

 博物館は、「目からウロコの生物実験」展、「沖縄の工芸」展、「港川人の時代とその後」展、「琉球・沖縄の地図」展を開催しました。
 当館の人類学チームが南城市のサキタリ洞遺跡(ガンガラーの谷内)の発掘成果として世界最古級の2万3千年前の釣針の発見を報告し、大きな話題となりました。また、「博物館常設展示魅力アップ事業」では、古琉球コーナーのリニューアルに伴い「万国津梁の鐘」の音を展示室に響かせています。さらに同事業の一環として、屋外に鐘楼を設けアメリカから返還された大聖禅寺(だいしょうぜんじ)の鐘を吊るしました。

 美術館は、「志村ふくみ-母衣への回帰」展、「巨匠たちの奇跡」展、「夢の美術館-めぐりあう名画たち」展、「山元恵一」展を開催しました。コレクション展では、「宮良瑛子-いのち」展、「真喜志勉-アンビバレント」展を開催しました。真喜志展関連で山下洋輔のジャズの演奏会、巨匠たち展関連でゴッホの手紙の朗読会なども催しました。

 さて、今年は博物館・美術館が開館して10周年の節目の年です。11月には、10周年記念展を開催します。「海」をテーマに、自然や歴史、文化、美術など各々の視点から沖縄について考えます。閉ざされ、一方で開かれた海から、沖縄の時間と空間を見据え、考え、未来への展望を示したいと思います。

 「10周年展」の他、今年も多くの展覧会や講演、講座など取り組みが予定されています。当館は県内外、海外に沖縄文化を発信する役割を担う拠点として、また、県内外の方々に文化、芸術活動の場を提供し、時にともに作り上げる拠点として、その自覚のもと、館の充実、発展に取り組んでいきます。県民に愛され、信頼される博物館・美術館をめざしてスタッフ一同邁進してまいりますので、多くの方々のご支援、ご協力をお願い申しあげます。

 

 

平成29年4月3日
沖縄県立博物館・美術館
館長 田名真之

 

沖縄県立博物館・美術館