1981年~2006年に3度に分けて、世界的な貝コレクター・仲嶺俊子氏より13,000点以上にもおよぶ貝類の寄贈を受けました。採集地はおもに名護市久志、与那原、那覇市内の海岸でした。沖縄県産だけでなく、日本産のもの、外国産のものを含め、種数にすると約4,800種にものぼる膨大なコレクションです。沖縄県立博物館・美術館の生物分野では、最も価値あるコレクションといってよいでしょう。
この図鑑の学名・和名は、海洋生物のデータベースWEBサイト「WoRMS」(The World Register of Marine Species,http://www.marinespecies.org/)を第一の基準にしています。WoRMSに記載の無い種は奥谷喬司編著「日本近海産貝類図鑑」(東海大学出版部)を第二の基準にしています。ほとんどがこの2種の文献に該当種がありますが、それでも該当すると思われる貝がない場合や陸産貝類は、他のネットサイトや図鑑で複数採用されている学名・和名を使用しています。学術的な信憑性を保証するものではありません。