2009年12月19日
このたびコレクションギャラリー2において、平成21年度第3期収蔵品展として「貴方を愛するときと憎むとき」展を開催するはこびとなりました。
本展は戦後まもない沖縄でシュールレアリスムの先駆的な活動を行った、山元恵一の代表作「貴方を愛するときと憎むとき」(1951年油彩)のタイトルに焦点をあてたものです。
<愛><憎しみ>表裏一体のこの感情は、アダムとイヴの遥か昔から、人間を描くための永遠のテーマであり、宗教、哲学、芸術と様々な領域で語られてきました。
<愛><憎しみ>に浮かび上がる人間的な感情や他者との関係性を、時代やジャンルを超えた作品で展覧することで、山元が表現しようとしたものに迫ろうということが、本展のねらいです。
今回、コレクション作品以外に、文化庁地域文化振興プラン推進事業の助成によるアーティスト・イン・レジデンスにて、鷹野隆大と山城知佳子、両氏の現代作家を加え、現代的な切り口で本展に参加していただいております。
恋人・家族などの日常の「ささやかな出来事」から国家間の「戦争」まで、ジャンルを超えたこれらの作品が私たちに語りかけてくるものとは何でしょう。
また、今回は山元恵一の没後33年目の節目の年でもあります。戦後、アメリカの統治下におかれた沖縄の状況を背景に生まれ、時代をこえてなお輝きを増す「貴方を愛するときと憎むとき」の作品は、今後も様々なイメージを我々に伝え、生き続ける事でしょう。
平成21年12月
担当学芸員:新里 義和
ファン・リジュン_シリーズ2 No.8 大城皓也_アダムとイヴ
.jpg)
城間喜宏_憎しみと愛 石川真生_海兵隊員と結婚

山元恵一_貴方を愛する時と憎む時 野村恵子_Deep South(沖縄市17)