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沖縄県立博物館・美術館 「企画展 琉球絵画」のご案内

2009年06月10日

2009年は沖縄にとって薩摩侵略から400年、琉球処分から130年という節目の年にあたります。琉球が日本の国家体制に組み込まれてから、琉球王朝時代から続いた絵師たちの系譜は途絶え、沖縄の絵画における独自性はほとんど見られなくなりました。琉球国解体後、絵画の伝統が途切れてしまった近代の空白を埋めていく試みとして、琉球王朝時代の王府絵師から、伝統絵画の系譜を受け継ぎながら明治期に活動した画家、そして彼らにつながる画家―ある意味で近代以降の洋画家の系譜とは異なる沖縄の絵描きたちの画業に光を当てます。
琉球絵画史にとって重要な成果である『沖縄文化の遺宝』(1982年)、『沖縄県文化財調査報告書第11集県内絵画遺品調査報告書』(1987年)、『沖縄美術全集』(1989年)以降、明らかになった研究成果や新発見の作品をできるだけ紹介し、現時点での琉球絵画史の総括をするのがこの展覧会です。
加えてこの展覧会では、琉球の絵師たちに影響を与えた孫億や謝天遊、そして自了(城間盛豊)、山口宗李(呉師虔)、座間味庸昌(殷元良)などの現存する琉球絵画史に代表的な名作を展示します。同時に現存する作品だけでなく、筆者不詳の作品や戦災などで焼失し現存しない御後絵、また工芸意匠や地図の作成など王府貝摺奉行所での絵師たちの仕事や八重山蔵元絵師や久場島清輝など離島で活躍した絵師も紹介します。
もう一つの柱として、琉球国崩壊後も活躍した絵師・仲宗根嶂山(査丕烈)や長嶺宗恭(華国、中国に渡りそこで没した王府絵師・小波蔵安章(毛文達)、義村朝義など政治と格闘した絵描きたちを美術史の中に位置づけていきます。さらには比嘉盛清(華山)など琉球国滅亡後も描き続けた絵描きを通して時代と絵師、その後の展開とみられる山田真山、金城安太郎、なども紹介し、琉球王朝時代から近代までの琉球絵画の歩みをたどり、紹介します。また、彼らの周辺にいた末吉安恭(麦門冬)など関連する人物などを浮き彫りにすることで、沖縄の美術史の状況を整理し、今後の絵画史研究につなげていきます。
                                                                     会  期:2009年7月18(土)〜8月30日(日)
                                                               会  場:沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1・2
                                                               開館時間:9:00〜18:00(日・火・水・木)、9:00〜20:00(金・土)
                                                               休館日:月曜日(7月20日海の日は開館、翌21日は休館いたします)
                                                                  観覧料:一般900(720)円、高校・大学生500(400)円、小中学生300(240)円
           *( )は前売り、団体券20名様以上
                                          ※画像をクリックすると拡大されます。
  ↑ 「琉球風俗図」 比嘉華山
                                                               主 催:文化の杜共同企業体/沖縄県立博物館・美術館
                                                                 協 賛:ザ・テラスホテルズ(株)/(株)お菓子のポルシェ 御菓子御殿/(株)国際ビル産業/(株)国建/(株)金秀本社
                                                               協 力:石垣市立八重山博物館/沖縄県立図書館/沖縄平和祈念堂/首里城公園管理センター/名護市嘉陽区/名護市立博物館/那覇市歴史博物館/南城市大城区(五十音順)
                                                                   
後 援:沖縄タイムス/琉球新報/琉球放送/琉球朝日放送/NHK沖縄放送局/沖縄テレビ/
      FM沖縄/那覇市/名護市/南城市(予定)                                                                
 
「琉球絵画」展  関連イベント情報
 
●ギャラリートーク「琉球の絵画の流れ」
案内:西村 貞雄 氏(琉球大学名誉教授)
日時:平成21年7月18日(金) 14:00〜
場所:沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1,2
★入場券(半券)が必要です。【当日券のみ】                                             
 
●夏休み親子アートツアー「おやこ美術館あるき」
     案内:岡本 美奈子 氏(文化の杜共同企業体)
日時:平成21年7月26日(日) 
         ・午前の部 11:00〜
         ・午後の部 14:00〜
場所:沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1,2
      定員:各回5組。事前予約が必要です。
★入場券(半券)が必要です。【当日券のみ】
 
●ナイトツアー「展示作品解説〜首里城公園管理センター所蔵作品を中心に」
案内:上江洲 安亨 氏(首里城公園管理センター調査展示係長)
日時:平成21年7月31日(金) 18:30〜
場所:沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1,2
★入場券(半券)が必要です。【当日券のみ】
 
●夏休み親子ワークショップ「紅型コースターづくり」
指導:知念紅型研究所
日時:平成21年8月2日(日)
          ・午前の部 10:00〜
      ・午後の部 14:00〜
     場所:沖縄県立博物館・美術館 県民アトリエ
参加費:1000円
 
●ナイトツアー「展示作品解説〜沖縄県立博物館・美術館収蔵作品を中心に」
案内:平川 信幸 氏(沖縄県立博物館・美術館学芸員)
日時:平成21年8月7日(金) 18:30〜
場所:沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1,2
★入場券(半券)が必要です。【当日券のみ】
 
●「水墨画」ワークショップ
講師:波照間 達夫 氏(書家、水墨画家、全九州水墨画会理事、木筆会理事)
日時:平成21年8月8日(土) 14:00〜
場所:沖縄県立博物館・美術館 県民アトリエ
参加費:500円
 
●展示作品解説会「絵からみる琉球の風俗」 with しまくとぅばプロジェクト
案内:宮里 朝光 氏(沖縄語普及協議会会長)
日時:平成21年8月15日(土) 14:00〜
     場所:沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1,2
★入場券(半券)が必要です。【当日券のみ】
 
問い合わせ・・・文化の杜共同企業体 tel 941-8200 (担当:仲里・岡本)

   
     ↑ 琉球絵画チラシ(表)    ↑ 琉球絵画チラシ(裏)
    ※画像をクリックすると拡大されます。